伊座利応援団  

「人と人とのつながりを深めることから地区の将来が見えてくる」と考え、伊座利の未来を考える推進協議会では、地区内外で多彩な交流促進活動や、将来にわたる親密な応援団員づくりなどを積極的に展開してきました。

協議会発足直後の平成12年8月、大阪市内(天保山マーケットプレイス)で行った関西伊座利応援団発足会には、地区から子どもたちも含めて約半数の住民と、関西在住の地区出身者など、地区人口の3倍にあたる約3百人が参加。地区の現状や今昔写真、児童生徒の絵画などが盛り込まれた資料づくりをはじめ、会場の設営や大漁旗の展示に至るまで住民が手づくりで準備しました。

「今、伊座利の存続が危ぶまれている。活性化策をともに考え、伊座利を未来に残したい」と参加者に協力を求めました。参加者の中には、何十年ぶりに再開したという人も多く、会場内のあちこちで旧交を暖め合ったり、誰となく盆踊りの音頭が披露されると、うちわ片手に踊りの輪ができるなど、親交を深めた活動は、参加者全員に感動を呼び、地区への愛着心をより醸成しました。

大阪に続き、平成17年2月、東京銀座の歌舞伎座近くで、漁師、教師、移住者など住民30人が出向き、伊座利校への転校呼びかけや地区の紹介活動を行いました。ビル内のカフェで行った交流会には、「伊座利には、変なおじさん、おばさんがいっぱい。すけべえなおじさんもいます。だけど、そんなおじさん、おばさんが大好きです」と留学体験を語る少女やその家族。地区を訪れたり、関心を持つ都市住民など約70人も参加し、住民との親交を深めました。
 

 伊座利応援団
東京銀座ADKスクエアにて
伊座利の情報発信(平成17年2月)
 伊座利応援団
徳島市のマリンピア沖洲でのイベントに
地区から漁船に乗って参加(平成17年8月)


大漁旗をなびかせた二隻の漁船に分乗した子どもたち全員を含め、地区から人口の七割に当たる約90人が参加して、徳島市内でも地区の情報を発信した。約1500人が来場した会場内には、伊座利校の活動写真や地区の暮らしなどのパネルを展示。相談コーナーも設け、伊座利校への転校を呼びかけました。子どもたちは地区の歴史や産業などを調べた成果を特設ステージ上で発表。手づくりの流木キーホルダーやアラメ加工品なども大人たちと一緒になって販売しました。

地区内でも、内外の住民を対象に、近くの磯で採取してきた流木や貝殻を材料にした絵本づくり教室。海や魚をテーマにしたバンダナアート展。シーカヤックや魚介類の料理体験など、住民自身が楽しみながら多彩な活動を行っています。

こうした活動を通して、関西、首都圏、徳島市内などを中心に、伊座利応援団員(団員数約1000人)を有しています。

応援の形態は様々。空き家を提供する者、町営住宅建設用にと宅地を無償で提供する者、地区の産物を購入する者、情報を提供する者、地区のPR活動をする者もいます。また、「えらい辺ぴなところなのに、何十回、何百回も通ってるのは、大人の心意気みたいなのがあって、そういうおっちゃんやおばちゃんたちとつながっていくということに誇りを感じて、ここが大好きなんです」と語る絵本作家は、地区をモデルにした物語「漁火海の学校」を出版。絵本作家とともに度々訪れ、子供たちにカヌーを教えてくれる世界的に活躍するカヌーイストもいます。

 伊座利応援団
漁火村第1回「世界バンダナアート」展にも
たくさんの伊座利応援団が参加
伊座利応援団
同時開催のパンツ展も伊座利応援団の出展作品が
たくさん集まり大盛況



◆お問い合わせ先

伊座利の未来を考える推進協議会(伊座利漁業協同組合内)
徳島県海部郡美波町伊座利
(0884-78-1185)